プロヴァンス アヴィニョン(Provence Avignon)
2014年 05月 23日
先月の終わりにプロヴァンスを旅して来ました。
今回はアヴィニョンに滞在しながら周辺の町を廻ることに。
滞在したのは修道院を改修したホテル。便利な場所なのですが、一本路地を入っているせいかとても静かで落ち着く空間でした。
中庭の池にある苔むした岩がとっても素敵でした。
最初に訪れたのはアヴィニョンの町の中心にある法王庁宮殿。
歴代ローマ法王の中で、バチカンではなくアヴィニョンに住んでいた法王が14世紀には居たんですねー、知らなかったです。外側は一面高い壁で覆われていて、中の様子が全く分からない造りになっていました。
それにしても宮殿内部の広いこと!ヨーロッパ最大のゴシック宮殿で、当時はさぞかし装飾も豪華だったと思われるのですが、フランス革命のときにほとんど破壊されたらしく、残念ながら今はシンプルそのもの。
とは言え、部分的に当時をしのばせる装飾が残る部屋もあります。一面唐草模様の壁の部屋は法王の寝室。
建物の中には、法王だけがプライベートで使っていた専用の階段や通路があり、ちょっと迷路みたいな空間でした。
宮殿の裏にある建物は、岩の上に建つ不思議な作り。
そしてこちらは、扉の割れ目から熱心に宮殿を覗きこむ不思議なふたり、笑。
アヴィニョンと言えば童謡で有名なあの『アヴィニョンの橋』。実際に見てみると、これがまた意外と短い、というより川の途中で終わってる!!驚きのあまり写真を撮ることすら忘れました、笑。
どうやら川の氾濫が多過ぎて、有る時期から修復を諦めたようです。
アヴィニョンから車で一時間程のところに別の大きな橋があることを知り、そちらに行ってみる事にしました。
ニーム近郊の町、ポン デュ ガールにある水道橋です。2000年も前のローマ時代に出来たこの橋、最下層の部分は道路になっていて川の向こう岸に渡る事が出来ます。
こんな立派な水道橋を歩いて渡ったのは初めての経験。そしてこの川の水が澄んでいてとっても奇麗でした。
この日は最高に良いお天気だったので、カヤックを漕ぐ人や水遊びをするひとで賑わっていました。
中でも一番微笑ましかったのが、泥だんご遊びに夢中のちびっ子カップル。
熱射病にならないように親が被せてくれたのでしょうが、女の子の三角巾がレトロでかわいいですよねー。懐かしい遊びに夢中のふたりが絵になっていて、ついつい見とれてしまいました、笑。